« Ogg Vorbisは利用できますか? | メイン | システムライブラリとは »
MP3,WMAのライセンスについて
MP3オーディオはFraunhofer IISをはじめとした企業が持つ特許によって支えられています。
MP3のライセンスは下記に記載されています
http://www.mp3licensing.com/
(英文)
Gameについての項を見ると、5000本以上のコピーを配布する場合には
US$3750.00を支払うように記載されていますが、
(No license fees are due if less than 5000 copies of a particular game title are distributed.)
MusicServiceの項を見ると、
非商用活動においてはライセンスは必要ないとしています。
(No license is needed for private, non-commercial activities,not revenue or other consideration of any kind or for entities with associated annual gross revenue less than US$100000.00.)
収益が$100000に満たないサービスについても同等と記載されています。
少なくとも、5000本ダウンロードされるまではライセンスは必要ないと断言できますが、
フリーウェアの場合、ダウンロード数の正確なカウントは不可能であり、また
このライセンスに書かれているGameについてはゲームメーカーによる商用ゲームをさしているものとも考えられ、
非商用で配布されるフリーゲームに対してのライセンス料請求はあまり考えられないでしょう。
・・・ただし、シェアウェアに関してはグレーゾーンなので、あまりお勧めできません。
ちなみに別の解釈として、コミックランタイムでは”再生指令を出している”だけであって
実際は別のコンポーネントが再生を行っている。と解釈することも可能です。
この場合だとフリーウェアであろうがシェアウェアであろうがライセンスとは関係のないはずです。
WMAのライセンスについてはあまり論じられることはありませんが、
Microsoftがわかりやすく提示しているため、こちらは安全に利用できます。
ライセンス中のコンテンツ利用料にあたるため、WMAに関してはフリーウェア、シェアウェアかかわらず
ライセンスフィーは必要ない状態で利用できます
したがって、「MP3のライセンス問題がちょっと・・・」という方はコミックメーカーではWMAを利用することをお勧めします。
ちなみに、MP3のライセンス問題を回避したといわれるOgg/Vorbisをコミックメーカーで
利用しようとすると、コーデックの普及率が低いのでいくら音質がよくても面倒なだけになります。
(ユーザーにコーデックインストールの手間を与えることになり、ソフトウェアのサポートが大変になります)
関連記事
- MP3ファイルは利用できるのですか?
- Ogg Vorbisは利用できますか?
- 効果音・BGMのパッケージ化について
- コミックランタイムが対応しているオーディオファイルの拡張子は何ですか?
- 音が鳴らない
- サウンドファイルの多重再生は可能ですか?
- 「効果音を鳴らす」コマンドを連続して配置するとどのように再生されますか?
- BGMのMIDIファイルが環境によって再生されない・音が違う
- 効果音を作りたい、手に入れたい
- 著作権について 著作権表記について
Copyright ©2005-2008 近藤 All Rights Reserved.| 2006年07月31日
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://faq.comicmaker.info/system/mt-tb.cgi/119
質問と回答
この記事についての質問・意見はこちらからどうぞ
質問した直後にはこのページには質問は掲載されません。
近藤(管理人)による回答が完了した時点(1日~3日ほど)で質問と回答が同時掲載されます。
尚、メールアドレスを記入していただいた質問につきましては、
メールアドレス宛に回答させていただき、このページには質問も回答も掲載致しません
(ただし、データ本文を修正するべきと判断した場合は質問の回答に基づき修正いたします)
ので、個人の開発環境に深く関係するような質問はなるべくメールアドレスをご記入下さい。
<<SPAM対策のため、以下の英字は使用しないでください>>
good,great,nice,homepage,find