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変数を計算する際の小数点について

計算サンプル
コミックメーカーでは、数値変数はすべて整数で扱われます。
したがって、3÷2を行った値もしくは5÷4を行った値を数値変数「1」に代入した場合
1.5または1.25ではなく、1という値が代入され、計算途中における少数点はすべて無視されます。
注:四捨五入ではなく、切り捨てとなります
(C言語やBasic言語でいうint型とおなじ働きをします)

もしも、小数点を考慮した計算を行おうとするのであれば、
数値変数をあらかじめ10倍、100倍した状態で計算を行う必要があります。

例:
5÷3×0.6をしたいのであれば・・・。
小数点の有効桁数を2桁とすると、
500÷3×6=166×6=996
5→500で100倍
0.6→6で10倍しているので
計算結果を1000で割ったのが正しい計算結果となる。
したがって正しい計算結果は0.996
表示するときは、メッセージの表示コマンドで「0.」までの部分を表示した後に数値変数の値を表示すればOK。

なお、整数部分と小数部分を併せ持っている場合は、modの計算を使用して、変数の整数部分と小数部分の分離を行います。
例:58735→58.735と表示したい場合
数値変数「整数」と「小数」を用意します
「整数」←58735 ÷ 1000
「小数」←58735 mod 1000
 とすれば、整数部分と小数部分に分けることができ、メッセージの表示コマンドで
%整数%.%小数%と表示することで、見掛け上、小数を含む実数を正しく表示することができます。


2008年7月29日 | 変数のシステム | コメントする | トラックバックする

1つのレイヤーに複数の画像を表示できますか?

1つのレイヤーに対しては、1つの画像しか表示をすることができません。
複数の画像を同時に表示したい場合は枚数分のレイヤー
(本当に一時的なものなのであれば ダイナミックレイヤー)を使用して
複数の画像を表示するようにしてください。


2008年7月10日 | レイヤー | コメントする | トラックバックする

「セーブファイルを開く」のモードとは?

セーブコントロール画面
「セーブファイルを開く」のモードとは
どのような目的でそのセーブファイルを開くか
の指定を行うものです。

一つずつ説明を行いますと、
1.読み込みのみ

セーブファイルから読み込みを行う際に使用するモードです。
すなわち、セーブファイルからロードを行う際に使用します。


2.追記書き込み

すでに存在するセーブファイルに追加で情報を書き込む際に使用します。
たとえば、ゲームのデータはすでに「実行状態をセーブファイルに記録する」で記録してあるけれども
セーブ場面ではないところで追加で変数の値を保存したい場合などはこの機能を使用します。
(例としてはCGモード用の画像閲覧をしたかしていないかの変数の保存など)


3.新規書き込み

実行状態を保存するセーブファイルとは別に、変数などを保存するためだけに
新たなセーブファイルを用意する場合に使用します。


なお、セーブファイルを開いてセーブファイルに書き込みまたはセーブファイルから読み込みを行った後は、必ずセーブファイルを閉じてください。
コマンド
かならずこのようにコマンドを組んでください。

参考情報:コミックメーカーVer.3.0x系では、存在しないセーブファイルの新規作成はできません。
Ver.3.100をご利用ください。


2008年7月10日 | セーブコントロール | コメントする | トラックバックする