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MP3,WMAのライセンスについて
(2009/01/10注:日本語サイトができていたのでリンクを張り替えました。また、当サイト上でのMP3ライセンスについての解釈についても変更が生じていますのでご注意ください)
MP3オーディオはトムソン技術研究所をはじめとした企業が持つ特許によって支えられています。
MP3のライセンスは下記に記載されています
http://www.mp3licensing.jp/
上記URLのPCソフトウェアについての項目を見ると、
対象が「mp3/mp3PRO デコーディング (プレーヤー、デコーダー)を組み込むPCソフトウェア・アプリケーション 及び mp3/mp3PRO エンコーディング機能 (エンコーダー、リッパー、レコーダー、ジュークボックス)を組み込む ソフトウェア・アプリケーション」となっています。
すなわち、mp3を取り扱うソフトである以上はライセンス契約が必要なように書かれています。
上記URLに記載されている内容ですと、「フリーソフトとして公開される場合はどのように従えばいいのだろう?」と考えてしまいかねませんので、
皆様の質問を代表させて頂きまして、ComicMakerGameInformationが担当者の方に質問をさせて頂き、その回答を頂きましたので、
ここに質問と回答を掲載いたします。
質問文:黒字
回答文:青字
1.無償で配布される(非商用利用の)mp3を利用するソフト(独自の再生機能を持たず、DirectShowやメディアプレイヤーに情報を渡すだけであり、mp3の再生がメインではないソフト)に関してもライセンス契約は必要なのでしょうか?
個人で使用する非商用の場合はライセンスは不要です。 ただし、無償であっても配布が価値・値打ちのあるものなら、ライセンスが必要です。 価値・値打ちのない配布を行うことがあるでしょうか。
もし、アプリケーションにWindowsの mp3 components を使用する場合、弊社のライセンスは不要です。 そのアプリケーションには、本来のmp3機能が含まれないからです。
XPでのみ動作しますが、Vistaでは困難です。
2.1と同様の例で有償配布(商用利用)の場合についてはどうでしょうか?
Game ライセンスの場合、1つのタイトルが5,000コピー配布されるまで、ライセンスは不要です。
そのソフトが商用で、販売される場合、アプリケーションにmp3機能が使われず代わりにWindows components のみを使う場合は弊社のライセンスは不要です。
重複しますがWindowsでは容易ではありません。
以上の回答を頂きました。
現在、回答において一部の点に不明確な部分が有るため、再度問い合わせを行っております。
WMAのライセンスについてはあまり論じられることはありませんが、
Microsoftがわかりやすく提示しているため、こちらは安全に利用できます。
ライセンス中のコンテンツ利用料にあたるため、WMAに関してはフリーウェア、シェアウェアかかわらず ライセンスフィーは必要ない状態で利用できます。
(Windows上で動作するように設計されたPCソフトウェアに関してはロイヤリティの支払いはないそうです)
したがって、「MP3のライセンス問題がちょっと・・・」という方はコミックメーカーではWMAを利用することをお勧めします。
ちなみに、MP3のライセンス問題を回避したといわれるOgg/Vorbisをコミックメーカーで 利用しようとすると、コーデックの普及率が低いのでいくら音質がよくても面倒なだけになります。
(ユーザーにコーデックインストールの手間を与えることになり、ソフトウェアのサポートが大変になります)
2009年01月10日 | オーディオファイル | コメントする | トラックバックする