独自ロードシステムからシステムライブラリで使用するセーブファイルを読み込む
スタート画面における「はじめから」「ロードする」を選択する画面を構成する方法の中で
最も難しい方法といえるのがこの方法になります。
(厳密に言うと、作るのは簡単なのですが、その後の調整で非常に手間がかかります)
先に紹介していた独自セーブ・ロードを利用する方法では、
独自にセーブファイルを指定する方法をとっていましたが、
今回の”独自ロードシステムからシステムライブラリで使用するセーブファイルを読み込む” 方法では
システムライブラリで保存したときに保存されるセーブファイルを読み込みます。
サンプルはこちら
基本的には先に紹介した独自セーブ・ロードを利用する方法と一緒です。
サンプルではもっとも基本的な構成でしか作っていないので
むしろ独自セーブ・ロード画面を利用する方法よりも簡単な構成になっています。
メニューバーからいつでもセーブ・ロードが出来て、かつスタート画面でもロード画面を出したい
という場合は下のようなコマンドを組むだけなのです。
セーブファイルを読み込む・読み込めなかった場合のエラー表示用ダイナミックレイヤーの作成(・表示)・サブルーチンの復帰
これら一連の流れは独自セーブファイルと全く同じです。
2007年5月31日 | 0802スタート画面【開始時のロード・初めから選択】 | コメントする | トラックバックする
独自セーブ・ロード画面を利用する方法
「はじめから」 「つづきから」を表示する方法のひとつとして
システムライブラリ、即ちメニューバーを使用せず、独自のセーブ・ロード画面を使用するという方法があります。
独自のセーブ・ロード画面を用意するわけですから、いつでも好きなときにセーブ・ロード画面を呼び出すことができます。
・・・しかしながら、ユーザーが「ロードしたい」、「セーブしたい」というときにはセーブ・ロードを行うことができません
なぜなら、メニューバーを消去しているため、常時セーブ・ロードを行うことができず
ゲーム中に用意されたセーブ・ロードポイントでしかセーブやロードを行うことができないからです。
利用上の注意
- メニューバーの消去用のコマンドはコミックファイルの一番最初、スタートページに設定したページの一番上に設置する必要があります。
メニューバーの消去はAttIDを1101に指定してください。
ダイナミックレイヤーが完全に無い状態だとエラーが起きるので
なにも表示しない。クリッカブルマップにも反応しないダミーレイヤーを作成します。
- この方法を利用する際には必ず、セーブ・ロードを行う際はサブルーチン上で行う。
ということを心がけてください。
さもないと、コミックランタイムの動作不良が発生してしまいます。
- セーブ・ロードにおいて使用するコマンドはセーブコントロールコマンドの
「実行状態をセーブファイルに記録する」(これがセーブ用)
「セーブファイルから実行状態を復元する」(これがロード用)
です。
ミニゲームやテーブルゲームなどではこの方法でも十分だと思います。
サンプルを作成しましたので、ご参考までにどうぞ。
(念のため、セーブ・ロード用の画面は全てダイナミックレイヤーのAttID=100で構成しています)
なお、この方法を応用して、メニューバーからでも、
スタート画面からでも、製作者が意図したタイミングでもセーブ・ロードを行うことができる方法もあります。
そちらは別途紹介します。
(その方法が一番難しい方法になります)
2007年5月17日 | 0802スタート画面【開始時のロード・初めから選択】 | コメントする | トラックバックする
スタート画面に操作案内を表示してユーザに選択してもらう
「はじめから」 「つづきから」を表示する方法のひとつとして
左のような画像を表示し、ユーザに操作を促すという方法をご紹介します。
この方法は、製作者の負担が少ないことが利点ではありますが、
ユーザにとっては「プレイし始めのとき、メニューバーが何だかわからない」などの問題点を持っています。
また、案内を大きく表示しなければユーザに伝わらない恐れがあるため、
ゲームのスタート画面を思うように構成できないという問題点もあります。
製作時は上の画像のように2コマンドで済みます。
(案内用の画像を表示する→クリック待ち)
スタート時に「はじめから」「つづきから」の選択を行わせたい場合、この方法が最も簡単です。
2007年5月10日 | 0802スタート画面【開始時のロード・初めから選択】 | コメントする | トラックバックする